05.9.25 10th aniiversary〜Acoustic Live Tour 2005 “Go back to the basics T” 私的レポ

会場に来るまで、アコライブに参加するつもりはありませんでした。
でも、イベントのあの輝きを見てしまったら、アコライブも参加しなきゃ、という気になりました。
当日券が出る(神戸か名古屋は出たらしい)という情報と、周りの皆様のささやき(笑)により、それが加速されました。
イベント終了後(ていうかドアを出た瞬間)、あるファンの塊が。どうやら当日券待ちらしい。でも、どこで待ってたらいいの?状態。
そのままアコライブ参加者(チケット持ってる人)も待ってるから、会場前がごっちゃごちゃ。
なかなか情報がないまま、とりあえず入り口前で待ち続ける私たち。
会場10分くらい前に、やっとチケットある人と当日券の列が分けられる。
チケットある人の入場がある程度済んだら、当日券発売するとのこと。
さらに待ち続けて数十分。
「当日券販売を開始します。まず、当日券予約されてる方」
当日券予約〜!? なんでも、前日に問い合わせした人は予約できたという。
不公平!! 並んでる人たちからも不満の声が。
そして、とうとう抽選。2分の1の確率での勝負。で、見事当選。ありがとうございます!
当日券は、フードなしの7000円なり。
ていうか、もっと早く並ぶ場所とか確保しておいて、発売時間のことも早めに言ってほしかったです。

1ドリンクを飲み、とうとう開演。
イベントと同じスーツで、ネクタイはエンジじゃなくて、グレー地に黒いチェックだった。
またもやMacを抱えて登場です。
メンバーも、男性陣はイベントではシャツのみだったんだけど、ダーク色のシャツとネクタイといういでたちで、シックな感じが漂ってました。

まず、『秋風のモノクローム』、『夏の記憶』
『秋風…』はPVの話を、『夏の記憶』は当時の過渡期の思い出を語ってくれた。
『夏の記憶』のファルセット、1サビはちょっと力入りすぎちゃってたけど、2サビは、すっげーかっこいい!
明らかに歌の表現が上手くなっていることがよくわかった。
次に、「恋愛ものでは特に思い入れの深い」という『promise you』。 ここで私、ぽろっと涙流しちゃいました。
ぐっと来るんだよ、ゆやさんの歌が。ホント感動。
で、MC。
当時ゆやさんは、恋愛ものの歌を書くのが嫌いだったらしい。「愛してる」とか書くもんか、と思っていたらしい。
でも、「これはいい曲だから、べたべたな恋愛ものを浅岡の声で聞きたい」とプロデューサーさんに言われたそうだ。
で、ファン投票1位の曲ができたわけです。
次が『everywhere』
熱唱、という言葉がぴったりという歌い方をしていました。すごい迫力。圧倒された。
そして、「ライブの時は必ず涙ぐんでた」(だから、FOVライブのことは知らないんだって)という、『大空へ』
MCでは、「皆さんは浅岡雄也はこういう人だよ、という時にどんな曲を聞かせていますか?」という問いかけ。
「これを1番に聞かせてほしい」という『翌檜』
このMCを聞いたときに、カズンのライブで『翌檜』を歌った理由を改めて感じたのです。
ちなみに、このMCの時に、「『Life goes on』だと、“特撮の人!?”と思われちゃうんで、3番目か4番目にしてください」と言ってました。

そして、「このライブは二部構成になっていて、これからチョキチョキ切って編集したビデオなどを見ていただきます」と、映像が始まる。
始まる前に、Macのことを話してたんだけど、二日前に100GMのハードが飛んだそうだ!
「皆さん、バックアップは大切ですよ」とのことです(笑)。
ぶっちゃけ、アコライブ来てる人とイベント来た人ってほぼイコールだから、同じものを2回見てる状態でしょ。 だから、ちょっと飽きちゃうかも。別の映像の方がよかったなぁ〜。

そして、第2部。
スライドで西暦をカウントダウンして、「1995年5月15日」「すべてはこの曲との出会いから始まった」と出て、
『君がいたから』『明日のために』『Dear old days』
特に『明日のために』がよかった。Aメロの歌い方が切なくて、すっごくよかった。ホント表現がいいよ〜。
そして、「ずっと座ってるのも飽きてきたでしょう。ちょっと動きましょうか」ということで、ノリのよいコーナーがスタート。
まずは『DAN DAN 心魅かれてく』
手拍子をたたいていて、例のところで手を挙げる勇気がありませんでした。なぜならアコライブだから。
ちなみに、曲紹介するときに、「これのDVDBOX、買いました」と言ってましたよ(笑)。 次は『夢見続けて今も』
タンバリンを持って、手拍子を求める。
「難しいリズム、できる人はやってみてください」と、思いっきりたたいておきながら、 「これやりながらだと歌えないから、やっぱり裏打ちでいいです。やりたい人はお家でやってください」ときたもんだ。
自分で煽ったくせに(苦笑)。
でも、それはそれで楽しかったよ。
そして、メンバー紹介。
パーカッションのゆうさん、ベース&ピアノの田辺さん、ギターの八橋さんの順番。
メンバー紹介が終わると、「みんなで一緒に、サビを歌ってみましょうか」と。
もちろん手拍子は裏打ちで(笑)。
今までにないリズムと編曲で、こういう曲調すごく好きです!
そして、自分の中での“アコースティックライブ”という観念(静かにいすに座って聞く)は、次で壊れました。
その曲は、『Still』
後ろに、多分席の位置関係でだと思うんだけど立ってる人が数人いて、そのことをゆやさんが言ってたんだよね。
そして、「立ってもいいですか?」とさらに会場の人が突っ込む。
「立っちゃいましょうか」ということで、私は“待ってました!”と思ったよ(笑)。
「後ろの人とか、譲り合ってくださいね〜」などと言いながら歌い始めるゆやさん。
私ね、FOVのライブは最後の2回しか行った事ないんだ。 だから、『Still』のコールも2回しかやったことなくて、“もっとやりたい〜”と思ってた。
今回それができて、ある意味ケリついた感がある(←イベントでゆやさんが言ってるのを聞いてからマイブームの「ケリつける」)。
みんなすっごく生き生きとコールしてたよ。もちろんゆやさんも、すっごく楽しそうに歌ってた。
ここらへんから、ゆやさんのことを見ているようでちゃんと見てない状態が続きました。
「ゆやさんはトランス状態に入ってた」と言っていた人がいたのですが、きっと私はそんなゆやさんに、知らずのうちに飲み込まれてたんだと思う。
ゆやさんの歌を聴くことと、その歌にのることに集中しちゃってたんだと思うんだ。
すごいなぁ、ゆやさん。
そのまま『あの日の少年』
流れがけっこー自然で、私の中ではFOVとソロ曲ってすっぱり線を引いちゃってる部分があるんだけど、あまり違和感を感じなかった。
途中で、ギターの音が少し変になる。どうやらトラぶったようだ。
次のきっかけの4つ打ちバスドラムの流れる中、「こういうトラブルもあります」みたいに言ってたんだよね。その間に違うギターに代えてた。
そして、『Life goes on』
これをアコースティックでやるー!?と、かなりの衝撃が走る。
みんなすっごく乗ってた。田辺さんも、八橋さんも、ゆうさんも。さすがライブ、って思ったよ〜
すっごく楽しかった〜!
そして、みんなを座らせるゆやさん
最後の曲になってしまった。
『らびゅう』
聞いてて切なくなっちゃいましたよ…。これまた泣かせる感じの歌い方なんですもん。
スタンディングですっかりエンジンかかった私は、思いっきり「ゆーやさーん!」と叫んでいた。後に、「麻鈴さん叫んでたよね」と言われた(苦笑)。
そして去っていくゆやさん。
まず手拍子がずっと続く。そしてある人の「アンコール」の声が聞こえてからは、「アンコール」で統一。

少しして、みんな出てきた。
サポメンの3人は青Tシャツを着て登場。
そして、お土産の説明をする。
ゆやさんの『旅人たちへ』のジャケ写がついている缶。
これ、パンの缶詰なんだって。災害時の非常食用。
「いろんな味があったのですが、そういう時にキュンとくるのは、イチゴ味でしょう。 全部試食したのですが、チョコは違う、バニラも違う、やっぱりイチゴだ、ということで、イチゴ味にしました。1年持ちます」
といってました。
災害時にキュンとくる、って(笑)。
そして、歌ったのは、『旅人たちへ』
やっぱり新曲は聴いておかないとね、という感じでした。

すべての曲目が終わり、SEで『旅人たちへ』が流れても、みんなの手拍子は止まらない。
しばらくしたら、またゆやさんが登場。
歌わなかったけど、「次のライブは激しいから、期待しててください!」とメッセージを送っていた。
最後は各方面に敬礼して去って行きました。

最後に一度、パンの缶をなくしてしまったのですが(立ったときに手荷物から転がったと見られる)、ある方のご好意で再度手に入れることができました。ありがとうございます。
この缶は、来年の私の誕生日に開けます。
アコースティックライブ。すごかった、輝いていた、ゆやさんが。
ホント歌うのが楽しそうで、私はそういうゆやさんが好きなんだな、って改めて実感した。
FOVの曲ばっかり、というのが物足りなかったんだけど、また節目の年にこういうのをやったら面白いかもしれないよね。
またゆやさんの表現の幅が広がっていて、新しい発見があるかもしれないし。



セットリスト
秋風のモノクローム
夏の記憶
〜MC〜
promise you
everywhere
大空へ
翌檜
<PV>
君がいたから
明日のために
Dear old days
〜MC〜
DAN DAN 心魅かれてく
夢見続けて今も
Still
あの日の少年
Life goes on
らびゅう
〜アンコール〜
旅人たちへ
▲up 前のページに戻る