麻鈴の受験体験記:秋田編


夜行バスの旅
秋田受験について調べ始めたとき、某通信講座のメーリングリスト(以下ML)にて、秋田への移動手段の話題が出ていた。
なんでも、秋田駅まで夜行バスが出ているらしい。
学生時代の旅行で“夜行バス=安い”という図式が成り立っていた私は、夜行バスで行くことを即決。
さっそくネットにてバスを調べ始めた。小田急バス・秋田中央交通のフローラ号が、そのバスであることが判明。
チケットの発売は乗車1ヶ月前なので、それを待つことに。
バイト先のすぐ近くに、ちょうど良く夜行バスのチケットを直接購入できる窓口があり、出発の1ヶ月前の日、
ちょうどバイトがあったのでバイト終了後その窓口で購入。
往復のチケットを買ったので、少し割引されていた。

さて、出発の日。
7月22日(月)夜9時45分ごろ、集合場所である新宿小田急ハルク前に到着。
大きな荷物で、全社協や通信講座のテキストを開いている女性がたくさんいたので、すぐに分かった。
私のその中の一人だけど。
バスに乗ったら、さっそく乗務員のおじさんが4人組の学生風の女の子に「明日何かあるの?」とたずねていた。
確かに、こんなに女性ばかりがバスを利用するのは珍しいだろう。

夜行バスのいいところは、安いことですね。
私は往復にしたので、その分割引がついた。
新幹線や飛行機だともっとかかるから、貧乏旅行にはちょうど良い。
悪いところといえば、まず時間をつぶさないといけないこと。
朝ついたのが6時15分ごろ。まだ町が完全に目覚めてない。
みんなバスを降りたら、速攻で秋田駅のトイレに向かってた。
私も混雑が落ち着いたのを見計らって洗顔・メイクをした。
7時になり、バスを降りた瞬間に目をつけていたおしゃれなカフェに直行。いやぁ、正解だった。コーヒーがおいしいんだもん。

帰りなんてもっと大変だった。14時に試験が全部終わった。
バスの出発は22時10分。
それまでどうやって時間をつぶせと。
幸い同じバイトのT先生がいたので、彼女が空港行きのシャトルバスを待つ間(18時半)までは一緒に観光したり食事したりした。
そのあとがまた大変。
お土産を買って、本屋さんで立ち読みしたあと閉店間際(8時)文庫本とパズルの本を買って、
その後、初日に行ったカフェに。そこは22時までの営業だったから、ちょうど良かったの。
そこのトイレでコンタクトとって化粧落として、睡眠モードをとった。

次に良くなかったのは、熟睡できなかったことかな。
首にはめる形の枕を持参していたのでそれをつけ、乾燥防止のためにマスクをつけた。
なかなか眠れなくて、12時に一度起きてしまった。
また眠れたけど、あまりしっかり寝た気がしなかったな。試験にはさほど影響はしなかったけど。
帰りもやっぱり熟睡できなくて、明かりが漏れないように上着を頭からかぶって携帯でゲームしてたもん。
快適バスライフには、ウォークマンは必須。
付属のステレオがあったけど、演歌しか流れてないんだもん。眠れないときに落ち着けるしね。

持って行ったもの、役立ったもの
私が持って行った荷物は、この写真。
持ち物
着替えは、下はGパンにしたので、上のTシャツのみ。 サンダルでいったんだけど、寒かったらいやなので、靴下も持っていった。
全社協のテキスト、本当は全部もって行きたかったんだけど、どう考えても無理なので、少し削っていった。
でも現地であんまり読まなかったなぁ・・・。

役立ったものは、マスク。
ホテルの部屋って乾燥してるでしょ。マスクをぬらして、口だけに当てて寝ます。
もともと風邪対策なんだけど、乾燥対策に応用してます。
(沖縄旅行でビジネスホテルに泊まった次の日、声が全く出なくなった苦い経験あり)
せっかくひとりでお風呂に入れるんだから、ということで泡風呂の入浴剤を持って行ったの。
ちょっとリッチな気分になれたよ。

かばんは、大きなかばんにお泊りグッズをつめ、
少し小さめの袋(100円均一で購入)にその日使うテキストと筆箱など、試験に直接関係するものを詰めた。
こうしておけば余計な荷物はどこかに預けておけると思って。(預けられなかったけど)
貴重品などはヒップバックに詰めておきました。手提げは口が閉められないから怖いので。

会場と試験の話
夜行バスを降りた後時間をつぶし、8時半くらいに駅のバス停からバスに乗った。
これから試験を受けに行くのが一目で分かる人が数人。私もそのなかの一人だけど。

片道150円で目的のバス停に到着。要綱に載っていた地図を頼りに、会場である秋田県社会福祉会館を目指す。
会場はこんな感じです。
社会福祉会館
私の試験会場は10階の大会議室。周りを見渡すと、私同様大きな荷物を持った人が多かった。
試験が始まりました。大会議室は前に2つ時計があり、その時計を基準として試験をしました。

その日は暑かったんだけど、冷房がかなり効いていて寒くなった。頭痛までしてきて大変。
上着をかばんに入れっぱなしだったので、手を挙げてとらせてもらいました。
退出可能時間になって、すぐに部屋を出た。その後、頭痛薬を飲みました。大変だったぁ。
みなさん、ホントに上着と常備薬は必須ですよ。

私の1日目は、1時間目と4時間目のみ。空いている時間をつぶそうと、その辺をうろうろすることに。
会場の周りは官庁街なのですが、私のイメージでは、いろいろお店があるだろう、と思ってました。
その認識は甘かった。官庁以外に何もない。大きな公園があるくらい。かなり歩いて、某ファミレスに入る。
ドリンクバーとランチを頼んで時間つぶしをすることにした。
向かいの野球場では、甲子園の地区予選を行っていて、にぎやかでした。

試験を受けた感想ですが、傾向が変わったらしい科目がありました。
それでも、やっぱり噂どおり難易度は高いほうだったと思う。
あらかた勉強してるんだけど、細かいところがあいまいだったりして。発達心理学は歯が立たなかったし。
手ごたえを感じる科目が養護原理しかなかったので、やばいかもしれない・・・。


宿と食事の話
  宿は、インターネットの宿泊総合サイトで見つけました。
某MLで受験者が多いと聞いていたので、秋田に行くと決めた時にさっさと予約取っちゃった。
バス・トイレつきで素泊まり。部屋には、冷蔵庫がなかった。
そこら辺のアドバイスを受けていたんだけど、ちょっと残念と思った。
でも、そんなに狭いわけではなかったので、平気でした。

さて、食事の話。夕食をどうしようか、と荷物を置いたら駅に出ました。
いろいろとうろうろして、アイスを食べたりしたんだけど、 特にどれが食べたい、というものがなくて、散々うろついた結果、駅の近くのコンビニでとろろそばと缶チューハイを買って部屋に戻って食べました。
なんとも旅の醍醐味がない(苦笑)。

朝食はホテルのレストランで別料金。正直言って、外で何か食べたほうがよかったなぁ。まあいいのですが。

会場には近所のコンビニでサンドイッチを買っていった。
当時、食欲があまりなく(夏バテの前触れ?)コンビニで10分くらい迷ってしまった。
とりあえず、会場の近くにコンビニはあるけど、なるべく自分の家や宿の近くで買っていったほうがいいかも。



観光とお土産の話
2日目の試験が終わって、
同じバイトのT先生が偶然同じ会場の同じ部屋だったこともあり、一緒に観光をすることにした。
彼女は地図の載っている雑誌をもっていたし、私も駅前の観光案内所でもらった地図つき冊子を持っていたので、それを見ながら目的地を決める。
まず、竿灯祭りの展示がある博物館へ。
そこで赤レンガ館とのセット券があったので、それを購入。
竿灯祭りのポスターを見て、2人で「あーっ」と叫ぶ。
日程が毎年同じ、8月の始めのほう。ほとんどの県が行う8月6,7日はそのお祭りの最中。だからずれてたんだ。
それから、まっすぐ歩いて赤レンガ館へ。きれいな建物だった。
その後バスに乗って駅に。
かなり時間が余っていて、お土産をさらっと見たり、お茶したりした。
その後、近くの郷土料理店で食事をした。私が頼んだのはきりたんぽ鍋(しょっつる鍋とも迷ったんだけど)T先生は稲庭うどんを注文。
シャトルバスの時間になり、T先生と分かれた。私はお土産を購入することにした。駅ビルの2階はお土産やさんがたくさん入っている。
購入したもの。私には絵葉書(旅行行くと必ず買う)、
妹たちには秋田限定なまはげキティグッズ、家にはお菓子と稲庭うどん、
高校の友達と会う予定があったので、日本酒を一本、バイト先に秋田限定お菓子。
これだけでもけっこー荷物になった。
もともとの荷物も、テキストの分がかなり重いので、ちょっと大変だった。

とまあ、こんな感じで私の秋田の旅は終わったわけです。
2日くらいは疲れが取りきれてませんでした。
でも、普段行かないところだから、楽しかったです。